【FIREするにはいくら資産が必要か?】④資産を持ちすぎること

FIREに必要な資産

10年、20年勤めてきた会社を早期退職するのは、それなりの勇気が必要です。特に40歳以上の場合は、特殊なスキルがないと再就職は難しいとされております。そうすると、後戻りが非常に難しくなるため、ついついリタイアする時期を後ろに伸ばしてしまいがちです。

何よりお金はいくらあっても困らないもの、とされておりますので、リタイア時期を後ろにすればするほど、お金の問題は少なくなっていくというのも事実だろうと思います。一方で、自分の健康寿命というのは徐々に短くなってきます。これは一日一日が非常に貴重であり、年齢が上がるにつれて、自由な一日の重要度がどんどんと高くなっていることになります。

ですので、特に50歳前後でFIREを意識されている方には、このように人生の貴重な残り時間を会社に捧げるべきか、あるいは会社を辞めて短い人生でやりたいことをやるか、という心の葛藤は日々大きくなっているだろうと思います。

今回、私の早期退職の決断と、もう一つかなり示唆に富んだyoutube動画も見つけましたので、そのこともお話ししたいと思います。

なお、これまでは、リスク資産や現金をどのくらいで持てばいいかを記事にしてまいりました。よろしければ、こちらもご覧ください。

私自身の経験

私の場合もそれなりに迷いました。退職を決めた時は、すでに総資産が2億円を超えており、またこれからもインデックス投資のリターンは年数百万円程度期待してもよいだろうと考えておりました。また、株価の暴落に備えて、生活費も十分に保有してはおりました。

それでも、です。会社を辞めるかどうかは、本当に迷いました。

会社に黙って在籍していれば、とりあえず、毎月の給料はほぼ保証されております。会社から定額の給料をもらえるということは、非常にありがたいです。雨の日も雪の日も嵐の日も、会社は給料を出してくれます。自分が病気で休んでいる時でも有給という形で給料が保証されます。大手の会社員であれば、住宅手当、企業年金ほか福利厚生がいろいろとついてきます。

それでも、最終的には、仕事そのものは好きでしたが、人生の残り時間をどう過ごすかをいつも考え、会社にはこれ以上はとどまらないほうがいいというように考えました。自分なりに創意工夫をして、組織の課題を見つけて、あるいは新たなビジネスにチャレンジして、ということはそれなりに楽しかったのですが。年を取るにつれて、残りの人生の時間の短さが本当に気になってくるものです。まだ40代ではありますが、50代に入れば、その考えはさらに加速化されてしまうだろうと思いました。そう考え、あまり猶予はないと考えて、とうとう私は決断したのです。

参考までに、その時の決断を以下のように記事にしておりますので、よろしければご参考にどうぞ。

資産のある高齢者の考え

60歳、70歳を過ぎてから、どういう心境になり、どのくらいのスピードで資産を取り崩し、使っていくのか、どういう精神状況になるのかは非常に興味深いyoutubeがありましたので、皆さんもぜひ見ていただけたらと思います。

詳細は動画をご参照いただきたいのですが、高齢者は「若いときにもっとお金を使えばよかったとは思わない」ということなのだそうです。

正直、私は、まだまだこの境地にはたどり着きません。なんとなくではありますが、自分がそのような立場になった場合、「若いときにもっとお金を使えばよかった」と思うだろうなと想像します。

今回も、ご覧いただきまして、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました