【仕事嫌いな人向け】大量にインプットして居場所を作る

仕事はこう攻めろ

今回も仕事が嫌いな人向けのお話です。

上司は部下の仕事をよくよく観察しており、どういったスキルをもっているか、どういう業務が好きなのか、というのを日々考えて、仕事のアサインをするものです。また、同僚も周りの人を良く見ていて、「この人はこういう人だ、こういうことが得意だ、苦手だ」というのを意識する・しないにかかわらず頭の中で評価しているものです。ときどき辛辣な表現である人物を評しておいて、「私は人のことを良く見てるんです」などと得意になっている方もいるのですが、評価者でないのであればそのような発言はやめた方が良いです。平等にチャンスを与えて、問題解決のサジェスチョンを行い、必要に応じて関係者の間に入って、ということを繰り返し行うから評価者なのであり、評価者は評価だけしているのは決してないのです。

さて、その観察をしている上司や同僚が気が付きやすい特性あるいは性格の一つとして、その人が良く勉強しているかどうか、いろいろと新しい知識を継続的に身に着けているかどうか、というものがあります。

この継続的に勉強して業務に関係する先端知識を仕込む、というのはコミュニケーションが苦手な方、人を動かすのが苦手、調整事が苦手などなど、簡単には克服できない課題を抱えている人であっても、比較的簡単に組織内で居場所を作ることができます。

FIREはしたいけど、仕事は楽しくないという毎日を過ごしている方であれば、少なくとも今よりは会社員生活を楽しく過ごせるようになると思います。そのままさらに楽しむようにしてもいいですし、自分自身の価値を高めてより高い給料を頂き、FIRE達成をより早めるということも可能性が出てまいります。

なお、ここでの前提のお話は、皆さんエンジニアということでお話を進めます。エンジニア以外にも使える話だろうと思うのですが、私自身は人事のエキスパートではないので、その点は不明であること、お含みおきください。

日本のエンジニアは勉強しない?

日本のエンジニアはなんだかんだと言って、皆さん勉強してないようなデータが出てきております。

以下は経産省の調査結果です。

日本は「業務外(職場以外)ではほとんど勉強しない」でも33.6%を記録し、アメリカの35.8%およびインド・韓国の34.6%に続くワースト4位となりました。

また、以下はIT白書2020の調査結果です。

参考資料 (IT人材育成の状況等について) 経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課から抜粋

これにはもちろん、日本人は長時間労働する傾向にあることはよく知られており、日々の仕事が忙しく時間が取れないため、というのがかなり支配的な原因を占めているのではないかと思われます。

皆さんの上司や同僚はどうされてますでしょうか?毎日、インプットをせず、特に40代、50代の社員は過去の経験、過去の知識だけで、日々の仕事をこなしているのではないでしょうか?

このことは、逆に言えば、日本で働くエンジニアにとっては、相対的には有利であると言えます。特に若手社員は経験だけで言えば、ベテランにはどう頑張ってもかないません。ですが、このインプットして自分の価値を高めることができれば、経験(だけ)豊富な社員よりも、ずっと発言力が増して、替えの利かない貴重な戦力になってくるだろうと思います。

新しいこと・未知の領域を切り開くなら、勉強が必要

今後のエンジニアにとっては、とにかく学び続ける必要があります。どこの業界も同じだろうとは思いますが、特にエンジニアの領域は、これからも日進月歩で進み続けるに違いありません。また、常に新しい知識やスキルを身につけることを求められる挑戦的な仕事です。世界は日々変化し、今日の最新技術が明日の旧式になる可能性があります。そのため、エンジニアは最先端の領域に追従するため、勉強を続けなければならないのです。

また、昨今、Google検索などで、お客様や特に技術力もない上司でもごくごく簡単に、上辺だけかもしれませんが最新の領域を簡単に知ることができます。彼らは、自身のミッションを進めるためになのかあなたを見定めているのか、色々と理由はありますが、ごくごく気軽にこれらネットで得た知識を使って質問であったり依頼であったり要求であったりしてくるものなのです。

いつもいつもエンジニアは試されている、ということなのです。

 

上司が居場所を作ってくれる

勉強する必要性は、上記以外にも多数あるだろうと思います。

ここでは、上司に居場所を作ってもらうというお話です。

毎日を上のように過ごすことができたのであれば、多くの場合、上司が日々のそのような姿勢を評価して、だんだんとですがルーチンワークであったりその部署の定常業務は、アサインしなくなるだろうと思います。あなたの上司は例えば一年前と同じことを続けるわけにはいかず、品質向上、スピードアップ、省力化、業務領域拡大など様々なミッションを課せられております。そうであるなら、あなたの上司はあなたに何等か仕事のやり方を変えてほしい、新しい領域を切り開いて進んでほしい、ということを考えるはずです。

これがすなわち上司があなたの居場所を作ってくれる、ということになります。冒頭申し上げた、上司はよく見ている、というのはこういうことに繋がってくるのです。また、上で見た通り日本人は一般にはあまり勉強していない、というデータも出ております。そうだとすると、このやり方は皆さん全員にチャンスがあるし、効率も非常によいやり方と言えます。

私の場合、極度のコミュニケーション下手でしたが、上のやり方で、なんとか職場を生き抜くことができました。具体的には、土日はもちろんのこと、平日も少しずつではありましたが、常にベンダーの製品を調べては、触って、試して、を繰り返しました。毎日一歩ずつゆっくりとステップバイステップではありましたが、職場での居場所ができてきことを覚えております。このような日々を送ることは多少なりともハードではありましたが、振り返ってみると、このやり方が私にとっての生命線になりました。

 

最後に、私の職歴のまとめを以下に張りますので、こちらもご覧ください。

また、仕事が嫌いな人向けに以下を作成しておりますので、こちらの記事もご参照いただければと思います。

 

今回も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました